アイテム投げフレーム表を作ったときに思ったこと
まずフレーム表を見てください。
アイテムなんてガチ対戦ルールじゃ関係ないだろと思う方もいますが、アイテム投げは数少ないシールド状態をキャンセルして出せる行動であること、そのうえでアイテム生成してくる相手のアイテム投げフレームによってシールドキャンセルから確定で反撃が取れるか否かを理解しておくことはキャラ対において重要になると考えられます。
またアイテム生成できるキャラにとって、相手にアイテムを取られてシールドを貼られているときに、そこから反撃を取られる行動があるのかを理解しておくとより一層キャラ対に深みが出せます。
以上の観点から、上記の表を見つつ考察していきます。
1.基本的に前投げの方が後ろ投げより早い
相手の向きによって猶予フレームがあるかどうかはかなり重要です。アイテムを持った相手に対してめくりながら着地するかどうかを理解できていると、間合いの取り方も変わってくるかと思います。
基本的にと言いましたが、一部キャラは前投げより後ろ投げの方が早いです。
・ヨッシー
前:8F 後:7F
・ピチュー
前:13F 後:10F
前:9F 後:8F
この3キャラは若干ですが後ろの方が早いです。
また、前後ろとも同じキャラは、
・プリン 12F
・ゼルダ 10F
・Mr.ゲーム&ウォッチ 11F
・むらびと 11F
・ロックマン 11F
・WiiFitトレーナー 10F
・ベヨネッタ 10F
の7キャラになります。
上記9キャラにはアイテム投げの観点から言えば、めくりは意味がないと言えますね。
2.アイテム生成できるキャラのアイテム投げフレームを理解する
ここからが本題で、アイテム生成してくるキャラが一番アイテム投げを利用してくるので、シールドキャンセル行動を考えるときには、この表が大事になってきます。
生成できる条件が難しいキャラも入れていますが、早速見ていきましょう。
※ワリオもアイテム生成できますが、大型アイテムに該当するので今回は除外しました。
・リンク
前:7F 後:9F
・ピーチ(デイジー)
前:8F 後:11F
・シーク
前:8F 後:11F
前:8F 後:10F
・スネーク
前:8F 後:11F
前:7F 後:9F
・ロボット
前:7F 後:9F
前:7F 後:9F
・むらびと
前:11F 後:11F
前:11F 後:11F
前:8F 後:11F
・ルフレ
前:10F 後:14F
前:8F 後:11F
・シモン(リヒター)
前:8F 後:11F
・バンジョー&カズーイ
前:8F 後:11F
赤字のキャラは他キャラよりもフレームが極端に早いキャラです。上記のキャラはアイテム投げから撃墜に繋げられるコンボなどがあるので、シールドしてきたら撃墜やコンボを頭の片隅に入れておいて損はないと思います。
3.アイテム投げが極端に早いキャラ、遅いキャラを理解しておく
アイテム生成できるキャラにとって、相手のアイテム投げの速さは重要になってきます。
最初の方にも述べましたが、相手のアイテム投げの発生は相手にアイテムを取られたときのシールドキャンセル行動の速さに関わってきます。もし遅ければ、シールドしたときにこちらの行動で固められたり、有利な読み合いを仕掛けられます。
上記の観点から、アイテム投げが極端に遅いキャラ(前投げの発生が10F以上のキャラ)をピックアップしていくと…
・10F
ドンキー、クッパ、ゼルダ、マルス、ルキナ、ロイ、クロム、ワリオ、リザードン、デデデ、WiiFitトレーナー、リトル・マック、ゲッコウガ、剣術Mii、ルフレ、シュルク、ベヨネッタ、キングクルール
・11F
Mr.ゲーム&ウォッチ、アイク、むらびと、ロックマン
・12F
ピカチュウ、プリン
・13F
アイテムを持っているキャラは空中攻撃がアイテム投げになるという仕様なので、シールドキャンセルからジャンプして空中攻撃を出すにはアイテム落としを経由する必要があります。またアイテムを持っている場合はスマッシュもアイテム投げになるので、よってシールドをキャンセルして最速で技を出す場合は、上必殺技しかありません。
赤字で示したキャラは上必殺技の発生が9F以上かかるキャラ、または上必殺の攻撃判定が存在しないキャラなので、アイテムを持っているときのシールドキャンセル反撃が遅いキャラと言ってもいいです。
※アイテム落としを経由すれば9Fより早い行動が出せるキャラもいますが、
シールド→ジャンプ→アイテム落とし→空中攻撃
と操作精度が高い行動を必要とします。ぜひトレモで試してください()
上記に挙げたキャラ以外にも上必殺技との発生の差が大きいキャラがいると思いますので、ぜひ自分で調べて見てください。
4.最後に
こういった一見関係なさそうなデータでも相手のキャラクターの対策に利用できるので、疑問に感じたらフレーム表を見てから考察してもいいと思います。発生の早さや持続の長さなど、案外変なところか相手にぶっ刺さる対策が生まれてくるかもしれません。
最後まで見てくださってありがとうございました!